MSIが発売したAMD Ryzen 4000シリーズ搭載のノートPC・Bravo 15とBravo 17。
注目のゲーミングPCのスペックや価格特徴をまとめました。
同じくRyzen 4000シリーズを搭載したASUSのROG Zephyrus G15がライバルでしょう。
ROG Zephyrus G15と比較しどちらが優れたゲーミングノートか見ていきましょう。
Bravo 15/Bravo 17の特徴
CPUはRyzen 4000シリーズでノートPC最高峰の処理性能
- Bravo 15:AMD Ryzen 5 4600H
- Bravo 17:AMD Ryzen 7 4800H
MSIのBravo 15/17の大きな特徴はRyzen 4000シリーズのCPUを搭載している点です。
Ryzen 4000シリーズは7nmプロセスで製造されており、性能はIntelの追随を許していません。
スペック重視のゲーミングノートPCのCPUとしては現状最良のものでしょう。
CPU | Passmarkのベンチマークスコア |
AMD Ryzen 9 4900HS |
19768
|
AMD Ryzen 7 4800H |
19127
|
Intel Core i9-10980HK |
17284
|
Intel Core i7-10875H |
15647
|
Intel Core i9-9980HK |
15631
|
AMD Ryzen 5 4600H |
14933
|
Intel Core i9-9880H |
13914
|
Intel Core i7-10750H |
12877
|
PassmarkのベンチマークスコアではCore i9を圧倒しており、Bravo 15に搭載されるAMD Ryzen 5 4600Hも優れた性能です。
Radeon RX 5000シリーズ搭載でゲーミングノートの最先端へ
- Bravo 15:AMD Radeon RX 5300M
- Bravo 17:AMD Radeon RX 5500M
GPUは Radeon RX 5000シリーズを搭載。
上の画像はBravo 17のベンチマークテストの結果です。
ノートPCとは思えないパフォーマンスですね。
リフレッシュレート144HZ/120HZゲーミング液晶パネル採用
ゲーミングノートPCで大切になってくるのがリフレッシュレート。
フレームレートの数字は1秒間に何回画面が更新されるかを表しています。
一般的なものだと60Hzなので2倍以上の性能です。
ちなみにライバルのASUS ROG Zephyrus G15のリフレッシュレートは240Hzです。
独自の強力な冷却機能
どれだけハイスペックなCPUやGPUを搭載していても熱効率が悪ければ最大の性能を発揮することは出来ません。
Bravo 15と17は「Cooler Boost 5」と名付けられた独自の冷却機能を採用。
長時間本来の性能で使用できます。
ゲーミングノートPCだからこそ音にこだわった
Hi-Resオーディオに対応したヘッドホン出力端子を搭載しています。ハイレゾでより高音質な音楽を楽しめる!
ゲーム向けの迫力サウンドを生み出す「NAHIMIC 3」にも対応。FPSなどは音も重要なゲームの要素なのでこだわりがうかがえます。
Bravo 15/Bravo 17のスペック
Bravo 15 | Bravo 17 | |
OS | Windows 10 Home 64bit | |
ディスプレイ | 15.6インチ、フルHD(1,920×1,080)、ノングレア | 17.3インチ、フルHD(1,920×1,080)、ノングレア、リフレッシュレート120Hz、AMD FreeSync |
CPU | AMD Ryzen 5 4600H (3.0GHz / ブースト時 最大4.0GHz / 6コア12スレッド) |
AMD Ryzen 7 4800H (2.9GHz / ブースト時 最大4.2GHz / 8コア16スレッド) |
GPU | AMD Radeon RX 5300M | AMD Radeon RX 5500M |
メモリ | 16GB | |
SSD | 512GB(M.2 NVMe) | 256GB(M.2 NVMe) |
HDD | ー | 1TB |
有線LAN | Realtek RTL8111HS (10/100/1000Mbps) |
|
無線LAN | Wi-Fi 6 | |
Bluetooth | 5.1 | |
WEBカメラ | 92万画素 | |
インターフェース | USB3.2 Gen1 Type-C ×1 USB3.2 Gen1 Type-A ×3 HDMI ×1 ヘッドホン出力 ×1 マイク入力 ×1 |
|
バッテリー | 4,500mAh | |
本体サイズ(W×D×H/MM) | 359×254×21.7mm | 397×260×23mm |
重量 | 1.96Kg | 2.2Kg |
Bravo 15もBravo 17もCPUとGPU以外は似通ったスペックとなっています。
違いはBravo 15がSSD512GBに対し、Bravo 17は256GBと少なくなっています。
その変わりBravo 17にはHDDが1TBありますがBravo 15にHDDはありません。
Bravo 15/Bravo 17の価格
Bravo-17-A4DDR-010JP:147,800円(税込)
まだBravo 15の正確な販売価格はわかりませんが税込み133,000円前後で販売される予定です。
Bravo 15/17とROG Zephyrus G15どっちがいい?
同じ15インチのBravo15とROG Zephyrus G15の比較- CPU:ROG Zephyrus G15の勝ち
- GPU:構成による(ROG Zephyrus G15の優勢)
- メモリ:同じ
- ストレージ容量:同じ
- リフレッシュレート:ROG Zephyrus G15の勝ち
- コスパ:Bravo15の勝ち
同じくRyzen 4000シリーズを搭載したゲーミングノートのASUSのROG Zephyrus G15と購入を迷う人が多いと思います。
コスパで考えるとBravoの方が上です。お金がかかってもよりハイスペックをお求める場合はROG Zephyrus G15の方がよいでしょう。
GPUがAMDのRadeonなのがちょっと気になる
ROG Zephyrus G15はNVIDIAのGPUを搭載しています。
AMDのGPUはNVIDIAにはまだ届いていないイメージです。(全体のイメージです。ベンチマークスコアは個々のGPUにより異なります)
現在主流はNVIDIAのGPUなのかなぁという気はするのでその点はROG Zephyrus G15に軍配が上がりそう。
まとめ
AMD Ryzen 4000シリーズ搭載のゲーミングノートPCということで大注目の機種です。
Bravo 17はCPU、GPUともに現状最高峰の構成です。
また、MSIの公認サポート店(パソコン工房やTSUKUMOなど)でメモリを64GBまで増設できるのも良い。
メモリ16GBだと不安な人もこれなら安心です。
あと、単純にMSIのパソコンカッコいいですよね。コスパも悪くないので選びやすい1台ではないでしょうか?